一品物の木製茶器を一つ造るのに、一人の職人が丹精込めて造り込む… 大変すばらしい製品が完成します。

    対して何万個の同じ製品を生産する場合、自動化生産で全て均一な工程を施し、不具合品は排除した方が効率的で安価です。

    目指すのは、一品物の特注品を量産化して提供する事です。

    特に木材などは、一つ一つに個性があり、どれだけ塗るか、どれだけ削るか、どのように塗ると一番ベストの状態になるか、

    その一品を良く観察し変化させていく必要があります。

    手作業であれば良いものが出来る訳ではありません。作業員の手感覚通り伝えられる部分には、積極的に機械の力を利用し、

    より安価に早く良い物をと心掛け、今後もモノづくりを行っていきます。

    

【ものづくり 職人作業の変化】

  機械化できない工程がほとんどであり、そこで一番重要なのは『人』である事は昔も今も変わりません。

  創業の初期はほぼ手作業、手の感覚を頼りに一品に全霊をかけたモノづくりからスタートしました。

  大量生産を行う上で、機械化を進め、職人による作業は仕上塗専門、削り専門など各工程を専門化し練度を上げていきました。年数をかけ深堀りはできるものの、創業当初の全て一人で行うものづくりからは遠ざかりました。

  現在はある工程の専門という社員はおらず、全員が全ての工程のマスターになる事ができるよう、作業配置も日々変動しています。その結果、その人だけの裏技・コツなどが皆に共有され、何十年も実施してきた手法が変わる事も多々あります。誰か一人が急に休んだ場合でも混乱する事も無くなりました。働き方も変わり、一部役員を除き、土日祝日休み、残業はゼロ、有給休暇も取りやすくなりました

  

    社内工場では塗装に関わる工程しか行っておりません。しかし、最終的に良い製品をお届けする為に、素材の製造は不可欠になります。

    その為、現在では製造品の7~8割の製品で木材等の購入・加工を協力工場に力を借りて実施しております。

    ウレタン塗装を中心にUV・ラッカー等各種塗装選択が可能です。

    グラデーション塗装・シボ塗装等の意匠的なデザイン塗装を得意としており、木材への塗装ではほぼ全規格の量産対応できます。

    特に木材加工品につきましては、ご希望されるデザインイメージをお伝え下さい。

    長年の経験を生かして樹種選定・形状提案・最適な塗料の選択をご提案させて頂きます。